歯科衛生士ブログ
お釈迦様の歯を見たことがありますか?
世界遺産キャンディの仏⻭寺
仏⻭寺(ぶっしじ)は、スリランカ中部の世界遺産「キャンディ」にある代表的な仏教寺院です。キャンディ湖のほとりに建つお寺の敷地はとても広大で、本堂にはなんと、釈迦(しゃか)の⻭が祀(まつ)られています。
正式名称は、ダラダ・マリガワ。もともと釈迦の⻭は別の場所にありましたが、他⺠族の侵入で持ち去られ、その後返還されて現在の場所に祀られたと言われています。
スリランカの仏教徒の信仰の中心であり、歴代首相も、就任後はこの寺に参拝する習わしとなっています。
毎日の「プージャ」
仏⻭寺の2階には仏⻭が祀られており、途中の踊り場には、仏塔(ぶっとう)※や仏舎利(ぶっしゃり)※を入れる入れ物、インドから釈迦の⻭が持ってこられたときの様子を描いた彫刻などが展示されています。
祭壇ではたくさんの人が参拝をしています。そして1日3回のプージャ(お祈り)の際には、扉が開かれ、釈迦の⻭が入った金色の入れ物を見ることができます。
この時間を目指して仏⻭寺を訪れると、お供え物をささげる儀式や祈りの様子などを見学することができます。もしプージャのタイミングにあわなくても、祭壇の脇に設置されたモニターでその映像を鑑賞することが可能です。
※仏舎利:釈迦の遺骨(いこつ)のこと
※仏塔:仏舎利などを納めた塔のこと
お口の健康に役立つ食べ物
「ちゃんと歯みがきしないと、虫歯になっちゃうよ!」と言われても、歯みがきしたくないなあ…なんて、思ってませんか?
食べた後にちゃーんと歯みがきしないと、虫歯はもちろん、「歯周病(ししゅうびょう)」になって、おいしいものが食べられなくなってしまうかも、しれませんよ!?
よくかんで食べる事の大切さ
健康な歯を守るためには、食べた後の歯みがきや、定期的に歯医者さんで診察してもらうことが大切。
加えて、日ごろの生活でも、できることはあります。
それは「よくかんで食べる」こと。「かむなんて、いつもしてるよ!」と思うかもしれませんが、ほんとうに「よくかんで」食べているかどうかは、わかりません。
よくかんで食べると、だ液が分泌(ぶんぴつ)され、食べ物のカスや細菌を洗い流してくれます。
例えば、根菜類、だいこんやごぼう、にんじんなどは、歯ごたえがあるのでGOOD。また、
おやつに煎った大豆やナッツ類を食べるのもオススメです。
見逃せない「歯ぐき」の健康
歯を大切にするのはもちろんのこと、歯の土台になっている「歯ぐき」も大切にしたいですね。
歯ぐきの健康に役立つ食べ物って、どんなものがあるのでしょう?
歯ぐきの健康に役立つ栄養素は「ビタミンC、E、B2」「食物繊維」など。
ビタミン類は血流をよくすると同時に、粘膜(ねんまく)の修復にも役立ちます。
また、食物繊維が豊富な食材は、かむことで歯ぐきのケアにつながるのだとか。
「歯ぐきの健康に役立つ食べ物」は、具体的にはリンゴやカリフラワー、ブロッコリー、小松菜などがあげられます。
こうした食べ物を意識的に食べて、歯と歯ぐきの健康を守り、いつまでも楽しく美味しいものを食べ続けていきたいですよね!
顎関節症(がくかんせつしょう)とは
顎関節症(がくかんせつしょう)とは
顎(あご)は、複雑な形状と多くの機能を持っています。食事や会話の際には、筋肉や関節、神経が連動して機能しますが、そのような顎の周辺部分に痛みが出たり動かしにくくなったりするのが顎関節症です。
症状
症状としては、口を開け閉めするときに「カクン」というような音がする口を開こうとすると顎関節や顎を動かす筋肉が痛む大きく口を開けられないといったものが挙げられます。
患者は意外と多い?
音が出る症状に限れば、少なくとも人口の20%近くの人は顎関節症を持つとされています。また、痛みや口の開けにくさで実際に治療が必要になる人は、症状がある人の中のおよそ5%程度と推定されています。
顎関節症の原因
少し前までは、噛み合わせの悪さが原因だと考えられてきました。しかし、近年の研究で、噛み合わせは原因の一つに過ぎず、実際には以下のような多くの要因が絡んでいることが分かってきました。
・噛み合わせの悪さ(咬合要因:こうごうよういん)
・顎関節や顎の筋肉の弱さ(解剖要員:かいぼうよういん)
・緊張や不安、気分の落ち込みの継続(精神的要因)
・噛み違いや打撲、転倒(外傷要因:がいしょうよういん)
これ以外に、日常生活の癖(くせ)が顎関節症につながることもあります。
治療方法
⻭科医院では、一般的にはスプリント(マウスピース)による治療を行います。これは、⻭に被せるプラスチックの装置です。睡眠中に装着(そうちゃく)することで、夜間の無意識の噛み込みによる顎関節や筋肉への負担を軽減します。(マウスピースの写真)また、ご自身によるセルフケアも重要です。例えば、以下のようなマッサージです。ただし、力を入れすぎると逆効果になるので注意してください。
咬筋(こうきん)のマッサージ
咬筋(軽く噛んだ時に顎の付け根付近で動く筋肉)を親指の付け根や2、3本の指先で円を描くように10秒弱マッサージします。
側頭筋(そくとうきん)のマッサージ
側頭筋(軽く噛んだときにこめかみ付近で動く筋肉)を、咬筋と同様の方法でマッサージします。無意識に行っている習慣や姿勢が症状を起こしやすくしたり、⻑引かせたりするケースがしばしば見られます。そのような問題を自分で見つけることは簡単ではありませんが、悪い癖に気付くことは、完治するために重要です。
お口の健康に役立つ食べ物
「ちゃんと歯みがきしないと、虫歯になっちゃうよ!」と言われても、歯みがきしたくないなあ…なんて、思ってませんか?
食べた後にちゃーんと歯みがきしないと、虫歯はもちろん、「歯周病(ししゅうびょう)」になって美味しいものが食べられなくなってしまうかもしれませんよ!?
よく噛んで食べる事の大切さ
健康な歯を守るためには、食べた後の歯みがきや、定期的に歯医者さんで診察してもらうことが大切。
加えて、日ごろの生活でもできることはあります。
それは「よく噛んで食べる」こと。
「噛むなんていつもしてるよ!」と思うかもしれませんが、本当に「よく噛んで」食べているかどうかはわかりません。
よく噛んで食べるとだ液が分泌(ぶんぴつ)され、食べ物のカスや細菌を洗い流してくれます。
例えば、根菜類(大根、ごぼう、にんじんなど)は、歯ごたえがあるのでGOOD。
また、おやつに煎った大豆やナッツ類を食べるのもオススメです。
見逃せない「歯ぐき」の健康
歯を大切にするのはもちろんのこと、歯の土台になっている「歯ぐき」も大切にしたいですね。
歯ぐきの健康に役立つ食べ物ってどんなものがあるのでしょう?
歯ぐきの健康に役立つ栄養素は「ビタミンC、E、B2」「食物繊維」など。
ビタミン類は血流をよくすると同時に、粘膜(ねんまく)の修復にも役立ちます。
また、食物繊維が豊富な食材は、噛むことで歯ぐきのケアにつながるのだとか。
「歯ぐきの健康に役立つ食べ物」は、具体的にはリンゴやカリフラワー、ブロッコリー、小松菜などがあげられます。
こうした食べ物を意識的に食べて、歯と歯ぐきの健康を守り、いつまでも美味しいものを食べ続けていきたいですよね!
乳歯が抜けたらどうしますか?
皆さんは、乳⻭が抜けた後どうしていましたか?自分の子どもの乳⻭が抜けたらどうしますか?
日本には、乳⻭が抜けると「健やかな身体に育つように」という願いを込めて、
・上の⻭なら床下
・下の⻭なら屋根の上
に向かって投げるという習慣があります。
また、その時に「ネズミの⻭のように強くなーれ!」や「ネズミの⻭と変ーわれ!」というような願いを掛ける人も多いのではないでしょうか。
これは、ネズミの⻭が後から伸び続けることにあやかってのことだと言われています。
海外では⻭がお金に変わる??
実は、世界各地にも同じようなおまじないがあります。
例えば、アメリカやイギリスの子どもたちは、乳⻭が抜けるとその乳⻭を枕の下に置いておきます。そうすると、寝ている間に枕元に⻭の妖精(トゥースフェアリー)が現れ、乳⻭をお金(5ドルくらい)と交換してくれるそうです。
また、フランスやスペインでは、トゥースフェアリーの代わりに子ネズミが、同様にコインと交換してくれます。⻭が強いネズミにあやかっているようです。
乳⻭が抜けるときは痛みを伴うため、嫌がる子どもが多いですが、お小遣いがもらえるとなったら我慢できますね。
歯みがきの歴史を知ろう!
キチンと歯みがきしないと、【虫歯や歯周病になってしまう】というのは皆さんご存じと思います。
でも、「そもそも、人っていつ頃から歯みがきしてたの?」って、知っていますか?
今回は、人類の歯みがきの歴史をご紹介していきましょう。
人類と歯痛の付き合いはいつ頃から?
そもそも、人はいつ頃から歯痛に苦しんできたのでしょうか?
例えば虫歯は、約30万年前のものと思われるザンビアで発見されたカブエ人の化石人骨よりすでに発見されています。
どうやら歯周病も、同じ頃からあったようです。
ヨーロッパを中心に分布していたネアンデルタール人の化石から歯周病らしき痕が発見されています。
実は、太古の人類には歯周病が多く見受けられ、発生率は現代人より多いかも?と言われています。
大昔の歯科治療!?
現代のような歯ブラシではありませんが、楊枝(ようじ)を使っていた痕跡は世界各地で発見されています。
また、歯にタテの溝が刻み込まれているケースが多くあり、これは、食べかすをかき出していただけではなく、歯が痛いところを硬くとがったものでこすった痕だと考えられています。
2013年、スペインの研究者がバレンシアの遺跡から出土した5万~15万年前のネアンデルタール人の歯を研究し、「歯肉炎の痛みを和らげるために、ある種の植物の楊枝を使っていた」という論文を発表しました。
これは、歯の治療の一種とも言えますよね。
人間は古くから虫歯や歯の痛みと戦ってきたようです。
予防の技術が発達した現代に生きる私たちは歯が痛くなる前に、ちゃんと歯みがきで予防したいですね。
二次カリエスについて
「⼆次カリエス」というのは聞き慣れない⾔葉かもしれません。しかし、実はかなり⾝近なものです。詳しく⾒ていきましょう。
まず、「カリエス(caries)」は専⾨⽤語で⾍⻭のことです。⻭科検診のときに、⾍⻭だと「C」と⾔われますよね。それは、カリエスの頭⽂字をとっているのです。そして「⼆次カリエス」は、⼀度治療した⾍⻭の周囲に再びできてしまった⾍⻭、という意味になります。
銀⻭の下が痛む場合は要注意
⾍⻭を治療してしばらくした後、被せた銀⻭の下が痛くなってきた経験はないでしょうか。
これは⼆次カリエスの典型的な症状です。⼆次カリエスを放置すると、抜⻭が必要になることもあるので、注意が必要です。
なぜ治療した⻭が⾍⻭になるのか
原因1. 銀⻭が錆びる
⼝の中は、酸性やアルカリ性の変化や温度の変化が激しい、過酷な環境です。そのため銀⻭が錆びてしまうことは珍しくありません。錆びて劣化した銀⻭と⻭の隙間に、⾍⻭が発⽣します。錆びることへの対策として、⾦⻭を使⽤したり、⾦属以外の素材を使⽤する⽅法もあります。
原因2. 接着剤のセメントが溶ける
銀⻭はセメントによって⻭に固定されますが、それが溶けて隙間ができ、⾍⻭になることもあります。
原因3. ⻭磨きが不⼗分
錆びたりセメントが溶けたりしなくても、銀⻭と⻭の境⽬にはわずかな隙間があります。⻭のケアが不⼗分だと、そこからも⾍⻭が発⽣します。特に隣り合う⻭との隙間には⻭垢が溜まりやすいので、⻭ブラシや⻭間ブラシを駆使して丁寧にケアするようにしましょう。
銀⻭が痛くなる他の原因
⾍⻭でなくても、銀⻭が痛むことはあります。例えば以下のような場合です。
・⻭ぎしりをする
・噛み合わせが強い
・装着した銀⻭の⾼さが合っていない
この場合も、⻭に負担がかかっていることに間違いはないので、⼀度⻭科医に相談してみると良いでしょう。