医療法人晃仁会 フクロ歯科医院

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実は「あの人」も、歯が悪かった?

苦しみから生まれた作品も
虫歯や歯周病で歯が痛い…というのは、現代人ならではの悩みではなく、昔の人たちも、同じように歯の痛みで苦しんでいたようです。
「奥の細道」で有名な松尾芭蕉は、41〜44歳頃にこんな作品を残しています。

「むすびより はや歯にひびく 清水かな」

水を手ですくって飲もうとしたら、その冷たさが歯にしみる…という内容の俳句です。
これを読むと、どうも歯周病の疑いあり、と言えそうです。
さらに、48歳の頃にはこんな俳句も作っているのだそうです。

「衰ひや 歯に喰いあてし 海苔の砂」

海苔(のり)を食べていたら、混じっていた砂を噛んでしまい、歯が痛くて衰えを感じる…という内容の作品。
芭蕉さん、歯のお手入れをサボっていたのかな…と思いますが、江戸時代の人の骨を調査してみると、ほとんどの人が歳をとるにつれて、ほぼ全ての歯がなくなってしまっているのだそうです。
その原因は、歯周病だと見られています。
ちなみに、同じく江戸時代を代表する俳人である小林一茶も

「歯が抜けて あなた頼むも あもなみだ」

と、歯が抜けてしまって「なむあみだぶつ」と唱えたら「あもなみだ」になってしまうという作品を作っています。
皆さんは、歳をとっても自分の歯が使えるように、今からちゃーんとお手入れを続けましょうね。

口呼吸をしていませんか?

皆さんの中にはエアコンが苦手という人もいるのではないでしょうか?

しかし、「エアコンをつけると喉が痛くなる」、「朝起きたとき、喉がガラガラ」、このような人は、エアコンだけの問題ではないかもしれません。

呼吸は鼻でするもの

本来、哺乳類である人間は、鼻で呼吸を行います。

そのため、鼻は呼吸に適した構造になっており、いくつかの重要な役割を持ちます。

1.ホコリやウイルスの捕獲

これは、鼻毛の効果によるものです。

ほこりやウイルスを捕獲することで、きれいな空気のみを体内に送り込めるようにします。

2.湿度の調整

これは、鼻水の効果によるものです。

鼻水は1日に約1リットルも分泌されていますが、なんとそのうちの約7割は、鼻を通る空気を加湿するために利用されているのです。

3.温度の調整

鼻で呼吸した空気は、体温で温められ、温度が35〜37℃にもなります。

口での呼吸では、ここまで温度は上がりません。

冷たい空気を送ると、肺の免疫力が低下するリスクがとても高くなります。

気づいたら喉が痛い、それは口呼吸になっているというサインかもしれません。

 

⻭への影響

口呼吸は、口内トラブルの原因にもなります。

1.口臭や着色の原因になる

人間は、1日に1〜1.5Lの唾液を分泌します。

なぜこれほど多くの唾液が必要なのでしょうか。

その理由のひとつは、唾液に抗菌作用や殺菌作用があるということです。

しかし、口呼吸をすると唾液は乾いてしまい、その役割を果たすことができません。

そのため、菌が繁殖し、口臭や⻭の着色が発生してしまうのです。

2.虫⻭や⻭周病の原因になる

先程お伝えしたように、口呼吸をすると口の中で菌が繁殖しやすくなります。

また、⻭は「酸(酸性)」に弱いです。

通常は唾液が酸を中和してpHを調整するのですが、口が乾いていてはこの役割も果たせず、⻭が溶けてしまいます。

3.⻭並びが悪くなる

⻭は、「舌からの圧力」と「頬や唇の筋肉からの圧力」のバランスがとれる位置に並んでいます。

そのため、口呼吸をしていると「頬や唇の筋肉からの圧力」がかからず、出っ⻭や受け口になってしまう傾向があります。

エアコンが苦手なそこのあなた。もしかしたら、苦手なのはエアコンではなく鼻呼吸なのかも??

⻭にも悪影響があるので、口呼吸に気づいたら早めに対処するようにしましょう!

お口の健康に役立つ食べ物

よくかんで食べる事の大切さ
健康な歯を守るためには、食べた後の歯みがきや、定期的に歯医者さんで診察してもらうことが大切。
加えて、日ごろの生活でも、できることはあります。
それは「よくかんで食べる」こと。「かむなんて、いつもしてるよ!」と思うかもしれませんが、ほんとうに「よくかんで」食べているかどうかは、わかりません。
よくかんで食べると、だ液が分泌(ぶんぴつ)され、食べ物のカスや細菌を洗い流してくれます。
例えば、根菜類、だいこんやごぼう、にんじんなどは、歯ごたえがあるのでGOOD。
また、おやつに煎った大豆やナッツ類を食べるのもオススメです。
見逃せない「歯ぐき」の健康
歯を大切にするのはもちろんのこと、歯の土台になっている「歯ぐき」も大切にしたいですね。
歯ぐきの健康に役立つ食べ物って、どんなものがあるのでしょう?
歯ぐきの健康に役立つ栄養素は「ビタミンC、E、B2」「食物繊維」など。
ビタミン類は血流をよくすると同時に、粘膜(ねんまく)の修復にも役立ちます。
また、食物繊維が豊富な食材は、かむことで歯ぐきのケアにつながるのだとか。
「歯ぐきの健康に役立つ食べ物」は、具体的にはリンゴやカリフラワー、ブロッコリー、小松菜などがあげられます。
こうした食べ物を意識的に食べて、歯と歯ぐきの健康を守り、いつまでも楽しく、おいしいものを食べ続けていきたいですよね!

「鎌倉殿」の死因は「歯が悪かったから」?

実は諸説ある、頼朝の死因
現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。
タイトルの通り、鎌倉幕府成立前後を舞台としたドラマで、主要人物の一人に源頼朝がいます。
皆さんもご存知の通り、源頼朝は源氏の棟梁。
1192年には後鳥羽天皇によって征夷大将軍に任ぜられ、鎌倉幕府を開きました。
頼朝の最期は、1198年に落馬した後、体調を崩し、翌年の1月に死亡しました。
亡くなったのは満51歳の時でした。
実は、この死因については、未だにはっきりしていません。
落馬の際に負った傷から破傷風(はしょうふう)にかかった、あるいは脳卒中を起こしたなど、様々な説があります。
数ある死因の中の一つに、「頼朝の歯が悪かったため、死に至ったのではないか」という説があります。
どういうことかというと、落馬して怪我を負った頼朝は、一旦回復したものの、療養中に水を飲んだ際、口の中の細菌が水と一緒に肺に入ってしまい、肺炎を起こしたというのです。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも描かれている通り、権力抗争のために多くの一族を粛清してきた頼朝。
そのストレスが虫歯や歯周病を悪化させ、死に至ったという見方もできるかもしれません。
もし、頼朝が適切な歯科治療を受けられていたら、ひょっとしたら、日本の歴史は変わっていたかもしれませんね。

お釈迦様の歯を見たことがありますか?

世界遺産キャンディの仏⻭寺

仏⻭寺(ぶっしじ)は、スリランカ中部の世界遺産「キャンディ」にある代表的な仏教寺院です。キャンディ湖のほとりに建つお寺の敷地はとても広大で、本堂にはなんと、釈迦(しゃか)の⻭が祀(まつ)られています。

正式名称は、ダラダ・マリガワ。もともと釈迦の⻭は別の場所にありましたが、他⺠族の侵入で持ち去られ、その後返還されて現在の場所に祀られたと言われています。

スリランカの仏教徒の信仰の中心であり、歴代首相も、就任後はこの寺に参拝する習わしとなっています。

毎日の「プージャ」

仏⻭寺の2階には仏⻭が祀られており、途中の踊り場には、仏塔(ぶっとう)※や仏舎利(ぶっしゃり)※を入れる入れ物、インドから釈迦の⻭が持ってこられたときの様子を描いた彫刻などが展示されています。

祭壇ではたくさんの人が参拝をしています。そして1日3回のプージャ(お祈り)の際には、扉が開かれ、釈迦の⻭が入った金色の入れ物を見ることができます。

この時間を目指して仏⻭寺を訪れると、お供え物をささげる儀式や祈りの様子などを見学することができます。もしプージャのタイミングにあわなくても、祭壇の脇に設置されたモニターでその映像を鑑賞することが可能です。

※仏舎利:釈迦の遺骨(いこつ)のこと

※仏塔:仏舎利などを納めた塔のこと

お口の健康に役立つ食べ物

「ちゃんと歯みがきしないと、虫歯になっちゃうよ!」と言われても、歯みがきしたくないなあ…なんて、思ってませんか?
食べた後にちゃーんと歯みがきしないと、虫歯はもちろん、「歯周病(ししゅうびょう)」になって、おいしいものが食べられなくなってしまうかも、しれませんよ!?
よくかんで食べる事の大切さ
健康な歯を守るためには、食べた後の歯みがきや、定期的に歯医者さんで診察してもらうことが大切。
加えて、日ごろの生活でも、できることはあります。
それは「よくかんで食べる」こと。「かむなんて、いつもしてるよ!」と思うかもしれませんが、ほんとうに「よくかんで」食べているかどうかは、わかりません。
よくかんで食べると、だ液が分泌(ぶんぴつ)され、食べ物のカスや細菌を洗い流してくれます。
例えば、根菜類、だいこんやごぼう、にんじんなどは、歯ごたえがあるのでGOOD。また、
おやつに煎った大豆やナッツ類を食べるのもオススメです。
見逃せない「歯ぐき」の健康
歯を大切にするのはもちろんのこと、歯の土台になっている「歯ぐき」も大切にしたいですね。
歯ぐきの健康に役立つ食べ物って、どんなものがあるのでしょう?
歯ぐきの健康に役立つ栄養素は「ビタミンC、E、B2」「食物繊維」など。
ビタミン類は血流をよくすると同時に、粘膜(ねんまく)の修復にも役立ちます。
また、食物繊維が豊富な食材は、かむことで歯ぐきのケアにつながるのだとか。
「歯ぐきの健康に役立つ食べ物」は、具体的にはリンゴやカリフラワー、ブロッコリー、小松菜などがあげられます。
こうした食べ物を意識的に食べて、歯と歯ぐきの健康を守り、いつまでも楽しく美味しいものを食べ続けていきたいですよね!

「噛む」って、実はスゴいんです

普段、何も意識せずにご飯を食べていますよね。
でも、実は「噛む」ことには、ものすごい可能性が秘められていることをご存知でしたか?
今回は「噛む」ことが私たちに与えるすごい影響について、ご紹介しましょう。
「よく噛んで食べる」ことのメリット
皆さんは食事の時、よく噛んで食べていますか?
飲み物で流し込むようにして食べていませんか?
よく噛んで食べると、どんないいことがあるのか。
沢山良いことがあるのですが、今回はいくつか絞ってご紹介します。
まずは、食べ過ぎを防ぐことができます。
よく噛んで食べると、ちょうど良い量できちんとお腹いっぱいになります。
だから、食べ過ぎて肥満になる可能性が低くなるのです。
次に、脳の発達につながる、という研究結果も出ています。
しっかり噛まないと食べられないエサを与えられたマウスと、噛まなくても食べられるエサを与えられたマウス。
双方を比べてみると、良く噛まないで食べられるエサを与えたマウスは記憶や空間認知能力などに深く関係する海馬の活動が不活発になったのだそうです。
表情豊かに、虫歯予防にも!
よく噛んで食べるメリットは、まだまだあります。
よく噛んで食べると、味覚が鋭くなります。
また、口の周りの筋肉をよく使うことで、あごが発達し、表情が豊かになったり、言葉の発音がきれいになります。
さらにさらに。よく噛むと、唾液がたくさん出ます。
唾液には食べ物のカスや細菌を洗い流す作用があるので、よく噛んで食べると、むし歯や歯肉炎の予防につながります。
唾液には「ペルオキシダーセ」という食品の発ガン性を抑える酵素が含まれているので、ガンの予防に繋がるのだとか。
どうでしょう。ここまで挙げていくと「よく噛んで食べた方が良い!」と思ったのではないでしょうか。
では、実際にどうしたら、よく噛んで食べられるのでしょうか。
一つは「よく噛む」ことを意識すること。
一口につき30回は噛むようにします。
急いで食べると、それだけあまり噛まずに飲み込んでしまうことになるので、ゆっくり食べるようにしましょう。
もう一つは、食べ物を水や飲み物で流し込まないこと。
食べ物が口にあるときは、よく噛むことを意識して、あまり飲み物を飲まない。
よく噛んで、飲み込んでから、飲み物を飲むようにしてみましょう。
皆さんもよく噛んで、もっと健康になりましょうね!!