医療法人晃仁会 フクロ歯科医院

診療時間9:00-18:00

木曜・日曜・祝日休診

0120-998-418

027-231-5320

「舌」は健康のバロメーター!?

皆さん、自分の「舌」をまじまじと観察したことがあるでしょうか。
普通は「歯磨きの時に、ちょっと見るかな…」という程度ではないかと思います。
今回は、「舌」を見ることで、自分の健康状態がわかっちゃうかも? というお話です。
舌から健康状態を知る
実は「舌」は、粘膜で覆われ、多くの血管が集まっているため、血液や体液の状態が反映されやすい部位。
そのため、東洋医学には、舌の色と形、舌の表面に付く白い苔のような「舌苔(ぜったい)」の付き方、舌裏の血管などを見て体調を知る「舌診(ぜっしん)」という診断方法があるのだとか。
健康な舌の特徴は、ピンク色で、白く薄い舌苔がかかっていること。
「舌苔は取った方がいい」と思っている方もいるかもしれませんが、取りすぎると舌が傷付いてしまいます。
舌苔には舌の粘膜を保護する役割もあるので、適度に取るようにしましょう。
健康な舌の場合、舌の裏の静脈の太さが2.5~2.7ミリ以下になっています。
黒ずんで浮き出ていたり、左右で血管の太さが違う場合は、循環がうまく行っていない可能性大です。
不健康な舌の状態って…?
では、不健康な舌の状態とは、どんなものなのでしょうか。
まずは「舌苔が黄色い」、「舌が赤い」、「舌苔が少ない」、「舌の表面に亀裂がある」…。
こういった症状がある場合は水分不足かもしれません。
こまめに水分補給し、脂っこいものや揚げ物は控え目にするのがオススメなのだとか。
次に「舌に紫暗色の斑点がある」、「舌の裏にある血管が太く目立つ」。
これは血管が滞った状態。
ぬるめのお風呂に入ったり、半身浴をして体内の血流を良くするとよいようです。
「舌が白く、形が変化している」、「舌苔が湿っている」、こういった方はちょっと元気が不足しているかもしれません。
弱った体力と気力を回復させるためには、質のよい睡眠が大切。
サバなどの青魚を食べるのもいいでしょう。
「舌がピンク色で腫れぼったい」、「舌の縁に歯形がついている」、こんな方は、栄養が偏っていたり、胃腸が弱っている可能性があります。
できるだけ温かい物をとり、胃腸を休ませましょう。
いかがでしたか。
あまり見ることのない自分の舌を観察することで、自分の健康状態を意識してみませんか?