医療法人晃仁会 フクロ歯科医院

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むし歯にならない人がいるって本当?

皆さんは、歯磨きをあまりしなくても、むし歯にならない人がいるのをご存知でしょうか?
歯磨きをしないと、お口の中が不潔になってむし歯になるのが普通ですよね。ご飯を食べたあとや眠る前に、しっかり歯磨きするよう教えられるのはそのためです。それにもかかわらず、むし歯にならない人がいるのはなぜだと思いますか?
  

お口の中にむし歯菌がいない 

私たちのお口の中には、数百種類の細菌が存在していて、その中にむし歯菌も含まれています。むし歯菌の多くは、子どもの歯が生え始めるころに住み始めるのですが、この頃、しっかりとした予防管理を行った人は、それ以降もむし歯菌にかかりにくくなることがわかっています。つまり、歯磨きしなくてもむし歯にならない人は、そもそもお口の中にむし歯菌が存在していないか、その数がとても少ないかのどちらかなのです。  

歯周病にはかかるので要注意 

むし歯にかかりにくい人は、歯磨きがおろそかになる傾向があります。一生懸命歯を磨かなくても、むし歯にならないからですね。けれども、歯周病やその他の病気のかかりやすさは、普通の人と同じであることから注意が必要といえます。 つまり、どんな人でも毎日の歯磨きはしっかり行うことが大切なのです! 

PMTC

フクロ歯科医院では「予防」診療に力を入れています。その中でも、最も重要視しているプログラムがPMTCです。約1時間の時間をお取りして担当の衛生士が患者様のお口のメインテナンスを行っていきます。

PMTCとは

PMTCとは”Professional Mechanical Tooth Cleaning”の略で、歯科医師や歯科衛生士が専用機器を用いて行う歯のクリーニングのことです。

主な内容
1. 診察・ブラッシングの指導

まずはお口の中を診査し、現在の状況と行う治療についてご説明します。
また、どこが磨けていないのか、どの部分が磨きにくいのかなど確認しながら(磨けていない部分を染め出させて頂くこともあります)、患者さん一人一人にあったブラッシング方法をマスターしていきます。

2. 歯間の汚れの清掃・研磨

フッ素入りの研磨剤を歯間に注入し、患者さんのお口の状態に合ったチップで磨きます。

3. 歯の表面や咬合面(咬む面)の清掃・研磨

奥歯の溝は山型ブラシ、表面や裏側は軟らかいカップとそれぞれの箇所に適した機材を使い分けて丁寧に磨きます。
これにより、お口の中の細菌が作る「バイオフィルム」を剥がすことができます。

4. フッ化物の塗布

歯間や表面の清掃を終えた後に、フッ素を塗ります。酸の産生を抑制、再石灰化の促進、歯質強化など様々な働きをしてくれるため、フッ素には歯を強くする効果があります。
バイオフィルムを剥がした後に塗ることで、より効果的になります。

5.その他

フクロ歯科では、上記に加えて以下のようなサポートも行っています。 

  • 事前の説明 
  • ハンディジェットによる清掃(オプション) 
  • ブラッシングの指導 
  • 今後の計画やアドバイス 

ご興味のある方はぜひご相談ください。

オタマジャクシの歯はニセモノ!?

多くの動物には、私たちと同じように「歯」が生えています。どんな生きものも何かを食べていかなければ生きていけないので、なんら不思議なことではありませんよね。ただ、この「歯」にはホンモノとニセモノがあるのをご存知でしょうか?

ヒトの歯は「真歯(しんし)」

ヒトの歯は、真歯と呼ばれるホンモノの歯です。その証拠に「象牙質」という組織が存在しています。ホンモノの歯である条件は、「エナメル質」ではなく「象牙質」があるかどうかなのです。

オタマジャクシの歯は「角質歯(かくしつし)」

オタマジャクシは、成長してカエルになるために、石に生えている苔や藻を食べます。その際、やはり歯が必要となるのですが、私たちのものとは少し異なります。なぜなら、彼らの歯には象牙質がないからです。専門的には「角質歯」と呼ばれるもので、元をたどれば爪や髪の毛と同じなのです。そんな上皮が角化しただけの歯は、ニセモノと言わざるを得ませんね。ちなみに、ヤツメウナギにも同じような角質歯が生えています。こんな風に、いろいろな動物の歯に注目してみるのも面白いですよ!

キシリトールとは

キシリトールという言葉を聞いたことがあると思います。ガムや歯磨き粉のなかに入っている成分で天然の代用甘味料です。代用甘味料とは、砂糖(スクロース)の代わりに食べ物などに使われる甘味物質のことです。甘いものを食べたいけれど糖質が心配の方や、虫歯予防におすすめです。他にも、ソルビトールやエリスリトールなどがあります。

そもそも虫歯の原因とは

お口のなかにいる虫歯菌は、歯の表面の汚れ(プラーク)などに潜んでおり、食べたり飲んだりした中にある糖分を分解して酸を生成します。その酸によって、歯が溶かされてしまい虫歯になってしまいます。歯はプラークの酸性度が強くなり、pHが5.5以下になると溶けだすことが分かっています。

この、酸を生成することがない代用甘味料が、キシリトールです。また、キシリトール入りガムを噛むことで、唾液の分泌が促進されpHも安定します。さらに、唾液内の成分が歯の再石灰化(歯を強くする)ことも期待できます。

 

キシリトール入りの製品を選ぶポイント

「歯に信頼」マークのある製品を選ぶことです。歯が傘をさしてむし歯にならないように酸から歯を守っているマークです。厳しい製品テストを通過し、より安心できるように、pH5.7以下にならない製品だけに「歯に信頼」マークが使われています。

また、ガムはキシリトール100%のものを選ぶことをおすすめします。歯科医院で販売されているものはほとんどがキシリトール100%です。

 

キシリトールの副作用

気を付けておきたいのは、食べ過ぎです。キシリトールを取りすぎると下痢になることがあります。人によっては一粒でもなる場合があるので注意しましょう。

ホワイトニングの種類について

▶ホワイトニング治療

ホワイトニングとは、歯の着色(エナメル質についた有機物)を専用の機器や薬剤を使用して漂白する治療です。大きく分けて、オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、デュアルホワイトニング、セルフホワイトニングがあります。

▶ホワイトニング種類

1. オフィスホワイトニング
歯科医院で行う治療です。手順は、まず歯肉を専用の薬剤で保護をします。その後、歯にホワイトニングの薬剤を塗布します。そして、LEDライトを照射することで、歯の着色を漂白していきます。白さには個人差がありますが、一回の治療で、施術前に比べて平均で2~3トーンは白くなります。即効性がありますが、持続性はやや低いです。(半年程度)
2. ホームホワイトニング

ご自宅で行う治療です。手順は、まず型取りをしてホワイトニング用のマウスピースを作ります。その後マウスピースにホワイトニングの薬剤を入れて、夜寝る前に2時間程度、毎日装着することで徐々に白くなっていきます。オフィスホワイトニングと比べて効果がでるのはゆっくりですが、毎日行うため持続性は高いです。

3. デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行して行う治療です。お互いのデメリットを補い合うので一番効果が期待できます。

4. セルフホワイトニング

歯科医院で行う治療ではなくサロンなどで行う美容行為です。よって、薬事法により歯科医院で取り扱う薬剤(過酸化水素)が使用できないため効果は出にくいですが、この中では一番料金は安くすみます。施術は、基本的には自分で行います。

歯周病菌は女性ホルモンが大好物?

歯茎に炎症をもたらす歯周病菌は、歯垢や食べカスをエサに生きていそうなものですよね。実際、食べものに含まれるタンパク質などを栄養源として、お口の中で繁殖します。ただ、歯周病菌の中には「女性ホルモン」が大好物なものも存在しています。

▼エストロゲンを食べて繁殖する細菌

お口の中にはたくさんの細菌が生息していますが、P.intermedia(プレボテラ・インターメディア)と歯周病菌の一種は、女性ホルモンである「エストロゲン」を大好物としています。体から作られる物質を栄養源とするなんて意外ですよね。

▼妊婦さんは「妊娠性歯肉炎」に要注意!

妊娠中の女性では、エストロゲンの分泌量が10~30倍にまで増加します。これは女性ホルモンを大好物としている歯周病菌にとっては、繁殖する上で最高の環境といえます。それを踏まえると、「妊娠性歯肉炎」という特別な病気が存在している理由もよくわかるかと思います。
それだけに、妊娠中の女性は妊娠前よりもオーラルケアに力を入れる必要があります。

歯周病について

・歯周病とは

細菌の感染により引き起こされる炎症性の疾患です。

主な原因は、口腔清掃不良によるものです。歯と歯肉の間(歯肉溝)の清掃が疎かになり、歯垢(プラーク)がたまり、プラーク中の多くの細菌により炎症を起こして、歯肉溝が深くなり歯周ポケットが形成され、歯肉が赤く腫れてしまいます。

それに加えて、喫煙、歯列不正、遺伝、糖尿病、不適合補綴物(被せものに隙間がある)などが歯周病を進行させる因子になります。

 

・歯周病の進行と症状

健康な歯肉:歯肉は薄いピンク色で歯肉に弾力があり引き締まっているため出血はないです。

歯肉炎:歯肉は赤色で歯と歯の間の歯肉が膨らんでいて、ブラッシングで出血があります。

歯周炎:歯肉は赤紫色でさらに腫れ、食べ物などが詰まります。歯肉が下がり、骨が溶けます。

軽度(P1):骨吸収は歯根の長さの3分の1以下で、歯周ポケットは3~5㎜です。

中度(P2):骨吸収は歯根の長さの3分の1~2分の1で、歯周ポケットは4~7㎜です。また、軽度の根分岐部病変(歯の根っこの分かれ目の病変)があり、歯の動揺は軽度です。

高度(P3):骨吸収は歯根の長さの3分の2以上で、歯周ポケット6㎜以上です。また、高度の根分岐部病変があり、高度の歯の動揺もあります。

 

このように歯周病は、初期は特に痛みを感じることが少ないため、知らず知らずのうちに進行して気が付いたころには、歯を支えている骨が溶けて歯が動ようになり、最悪の場合は抜けてしまうこともある恐ろしい病気です。